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Jリーグ 6年前

1998年Jリーグ。W杯3戦全敗も世界に立つ。一方で横浜Fが消滅…希望と失望が混在した1年に【Jリーグ平成全史(6)】

シリーズ:Jリーグ平成全史 text by 編集部 photo by Getty Images

チャンピオンシップ

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1998年Jリーグ結果

 鹿島・磐田の2強はそれぞれが粘りと勝負強さを示している。1stステージは磐田が制覇。5チームが勝ち点で並んだものの、得失点差でライバルたちを振り切った。破壊力抜群の攻撃力を誇った磐田だが、特に中山雅史が大爆発。4月のセレッソ大阪戦で5ゴールを奪うと、4試合連続のハットトリックを記録。後にギネス記録に認定されている。

 2ndステージも上位陣は混戦となったが、次第に鹿島と磐田の一騎打ちに。第5節から13連勝を達成しステージ優勝を果たした。

 チャンピオンシップ第1戦は、開始7分に中山のゴールで磐田が先制。しかし後半に鹿島が反撃すると、72分に長谷川祥之がネットを揺らして試合は延長戦に突入。そして110分、室井市衛がVゴールを決めて鹿島が先勝した。第2戦は鹿島が先制に成功。39分に秋田豊が決めると、41分にはビスマルクにゴールが生まれた。磐田は後半終盤に藤田俊哉が1点を返したが反撃もここまで。鹿島がリーグ王座を奪還することとなった。

両チームスタメン

第1戦
ジュビロ磐田
GK:大神友明
DF:鈴木秀人
DF:古賀琢磨
DF:田中誠
DF:服部年宏
MF:藤田俊哉
MF:名波浩
MF:ドゥンガ
MF:福西崇史
FW:中山雅史
FW:奥大介

鹿島アントラーズ
GK:高桑大二朗
DF:秋田豊
DF:室井市衛
DF:名良橋晃
DF:相馬直樹
MF:本田泰人
MF:ビスマルク
MF:阿部敏之
MF:ジョルジーニョ
FW:長谷川祥之
FW:柳沢敦

第2戦
鹿島アントラーズ
GK:高桑大二朗
DF:秋田豊
DF:室井市衛
DF:名良橋晃
DF:相馬直樹
MF:内藤就行
MF:ビスマルク
MF:ジョルジーニョ
MF:本田泰人
FW:マジーニョ
FW:柳沢敦

ジュビロ磐田
GK:大神友明
DF:鈴木秀人
DF:古賀琢磨
DF:田中誠
DF:服部年宏
MF:藤田俊哉
MF:名波浩
MF:ドゥンガ
MF:福西崇史
FW:中山雅史
FW:奥大介

 Jリーグは大きな転機を迎えている。翌年から2部のJリーグ ディビジョン2が創設されることとなった。Jリーグ ディビジョン1を16チームとするため参入決定戦を開催。アビスパ福岡、ヴィッセル神戸、コンサドーレ札幌、ジェフ市原、JFLから川崎フロンターレが参戦。市原、神戸、福岡がJリーグ ディビジョン1に残留し、札幌と川崎がJリーグ ディビジョン2へ回った。札幌は初の降格クラブとなった。

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