エミリアーノ・サラ【写真:Getty Images】
悲劇的な飛行機事故の犠牲者となったFWエミリアーノ・サラの父親が、息子の死から約3ヶ月後の今月25日に58歳で死去した。アルゼンチン紙『クラリン』など各国メディアが伝えている。
サラの父親であるオラシオ・サラさんは、25日早朝にアルゼンチンの自宅で心臓発作を起こしたとのことだ。サラが少年時代に所属していたクラブであるプログレソのフリオ・ミュラー会長がアルゼンチンのラジオに認めた。
サラの母親が救急車を呼んだが、オラシオさんは到着時にはすでに死去していることが確認されたという。「オラシオはエミリアーノの死を乗り越えられていなかった」とも会長は語っている。
サラは今年1月にフランスのナントから英国のカーディフ・シティへ移籍が決定。だが同選手とパイロットを乗せた小型機が英仏海峡上で消息を絶ち、その後海底から引き上げられた機体からサラの遺体が発見された。
事故に関しては、パイロットが適切な能力や資格を有していなかった可能性があること、またカーディフがナントへの移籍金支払いを拒否することなども報じられ続けている。「家族にとってそういうニュースは非常に辛いものだったと想像できる」とミュラー会長は話している。
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