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ニッキー・バット、永遠に心に刻まれる名手。誰もが記憶する伝説のゴールとは?【マンU伝説の「ファーガソンの雛鳥たち」(2)】

シリーズ:マンU伝説の「ファーガソンの雛鳥たち」 text by 編集部 photo by Getty Images

カントナ復帰戦、伝説のゴール

 その中でも有名なのは、1995年10月1日に行われたプレミアリーグ第8節リバプール戦である。この試合では、エリック・カントナが8ヶ月もの出場停止処分から戦列に復帰した。1995年1月25日に行われたクリスタル・パレス戦で「カンフー・キック」を繰り出した有名な事件での出場停止処分である。

 このリバプール戦に先発したバットは開始早々の2分、カントナが左サイドから蹴り込んだクロスに合わせてゴールをゲット。復帰戦のカントナにアシストを記録させたこともあり、今でも覚えているファンも多いはずだ。

 また、98/99シーズンのCL決勝バイエルン戦ではベッカムとともにセントラルMFとして先発フル出場し、栄光の瞬間をピッチで迎えている。

 世界屈指の名手が揃うマンチェスター・ユナイテッドだけに、中心選手とはなれなかったものの、その実力は他クラブであれば確実に不動の地位を築けるレベルにあった。

 近年では、元妻の女性への暴行容疑で逮捕されてネガティブな話題を振りまいてしまったが、往年のユナイテッドファンにとっては永遠に心に刻まれる名選手であることに変わりはないだろう。

【了】

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