鹿島アントラーズと慶南FC【写真:Getty Images】
【鹿島アントラーズ 0-1 慶南FC ACL グループE 第4節】
AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループE第3節が9日に行われ、前回王者の鹿島アントラーズがホームでMF邦本宜裕が所属する韓国の慶南FCと対戦し、0-1で敗戦した。
グループ首位の鹿島は前節の慶南FC戦でDF町田浩樹が累積2枚目のイエローカードとDF犬飼智也が退場処分で出場停止。さらにDFブエノとDFチョン・スンヒョンが負傷の為、高卒ルーキーのDF関川郁万がセンターバックに入り、公式戦デビューを飾った。関川とコンビを組むのはボランチが本職のMF三竿健斗。対する慶南FCは東京五輪世代の21歳MF邦本宜裕が先発に名を連ねた。
序盤は慶南FCがゆっくりとボールを回すが、無理にプレスをかけずに慶南FCに対して構えるホームの鹿島。だが、鹿島は中々ボールが繋がらず、攻めあぐねてしまう。前半は0-0のスコアレスで折り返す。
後半開始直後は鹿島がボールを回し、攻撃のチャンスを伺う。だが63分、右サイドからジョーダンが左足で山なりのクロスを供給。すると、ファーサイドに走り込んできた邦本が合わせ、慶南FCが先制に成功した。
1点の欲しい鹿島は63分にMF白崎凌兵に代え、MF安部裕葵を投入。続く72分にはMF遠藤康に代え、FW山口一真を投入した。だが、鹿島は最後まで同点ゴールを奪うことができず、0-1で慶南FCに敗戦した。
敗れた鹿島は勝ち点7のままで暫定首位。勝利した慶南FCは勝ち点を5に伸ばしたが順位は3位のままとなった。この結果、鹿島は2位山東魯能が4位ジョホール・ダルル・タクジムに勝利すると、2位転落となってしまう。
【得点者】
63分 0-1 邦本宜裕(慶南FC)
【了】