長友佑都【写真:Getty Images】
【ガラタサライ3-1 カイセリスポル トルコ1部第29節】
トルコ1部リーグ第29節が現地時間の20日に行われ、DF長友佑都が所属する2位ガラタサライが11位カイセリスポルと対戦し、3-1で勝利を収めた。
長友は今年2月24日のベレディエスポル戦で相手と接触し左膝を負傷。後十字靱帯損傷と診断されていたが、この試合で戦列復帰。左サイドバックで出場し、リーグ戦5試合ぶりの先発となった。前半ATに移籍後初ゴールを決めるなど、復帰戦で躍動した。
試合はいきなり動く。15分、ガラタサライはカイセリスポルのクラヴェツに先制ゴールを決められた。だが、すぐにガラタサライが同点に追いつく。16分、バイタルエリア中央でボールを受けたフェルナンドが右足で強烈なシュートを放つも、GKがセーブ。だが、これをディアニェが押し込み、ガラタサライが早くも同点に追いついた。
37分、ペナルティエリア手前までドリブルで持ち込んだマルコンがシュートを放つと、ペナルティエリア内でティアゴの手に当たり、ハンドの判定に。このプレーでティアゴにイエローカード。すでに1枚イエローカードをもらっていたティアゴは2枚目となり、退場となった。ガラタサライは前半で一人多い状況となった。このPKをディアニェが決め、ガラタサライが逆転に成功した。
そして、前半AT、ガラタサライにチャンスが訪れる。中央から右サイドに展開したガラタサライはマリアーノが中央へクロスを供給。これをファーサイドから走り込んできた長友がフリーでヘディングシュート。これがゴール右に突き刺さり、ガラタサライは3点目となった。長友は今季初ゴール。インテル時代の2014年以来のゴールとなった。
さらに57分、長友はコーナーキックのこぼれ球をペナルティエリアからやや離れた位置で拾うと、一人かわしドリブル。そのまま強烈なミドルシュートを放つが、惜しくもゴール右に外れた。
2点のリードを奪っているガラタサライはその後も試合を優位に進めていく。カイセリスポルもチャンスを作るが、一人少ない状況もあり、攻め手に欠けてしまう。だが72分、左サイドにいたクチェルが中央にクロス。これがそのままゴール方向に行き、右ポストに当たると、クラヴェツの下へ。クラヴェツに対して長友が寄せ、シュートはミートせず。ムスレラがキャッチし、難を逃れた。
試合はこのまま終了し、ガラタサライが3-1で勝利を収めた。勝利したガラタサライは公式戦8試合負けなしとなった。リーグ戦では勝ち点を59に伸ばし、暫定で首位イスタンブールと勝ち点差2した。
【得点者】
15分 0-1 クラヴェツ(カイセリスポル)
16分 1-1 ディアニェ(ガラタサライ)
37分 2-1 ディアニェ(ガラタサライ)
45+4分 3-1 長友佑都(ガラタサライ)
【了】