道半ばで終わったシティの悲願
9得点が1回。7得点が2回、6得点が4回。今季のマンチェスター・シティはホームで7回も6点以上ゴールを決めて勝利を収めている。しかも大差での勝利は格下相手だけではない。シャルケを相手に7-0、チェルシーを相手に6-0など、強豪相手にその火力をいかんなく発揮してきた。
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ、トッテナムとのホームゲームでも4点を決めて勝利している。しかし彼らはアウェイの地で0-1の敗戦を喫した上に、ホームで3失点も許してしまった。トータルスコア4-4、アウェイゴールの差で敗退だ。悲願のビッグイヤー獲得はまた道半ばで終わってしまった。
開始4分にラヒーム・スターリングのゴールで先制した時には、シティの準決勝進出は目前に思えた。しかしそこから何故3失点も喫してしまったのか。あるいは何故5点目を奪うことができなかったのか。
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