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セリエA 6年前

華麗すぎる! イタリアが生んだ世界最高のレジスタ5人。ピルロにアルベルティーニ、そして…ピッチを彩る演出家たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ジョルジーニョ

ジョルジーニョ
現在はチェルシーで活躍するジョルジーニョ【写真:Getty Images】



ジョルジーニョ(チェルシー)
生年月日:1991年12月20日
イタリア代表成績:40試合5得点

【過去の所属クラブ】
エラス・ヴェローナ(96試合/11得点8アシスト)
ナポリ(160試合/6得点14アシスト)
チェルシー(98試合9得点2アシスト ※19/20シーズンまで)

 ブラジルで生まれ、15歳のときに祖父母の住むイタリアへと渡ったジョルジーニョ。その後、エラス・ヴェローナの下部組織に入団し、プロサッカー選手を目指した。

 ユースで着々と力を付けていたジョルジーニョは2010年にトップチーム昇格を見事に掴み取った。2011/12シーズンにはさっそくレギュラーとして活躍し、2得点をマーク。その後も指揮官の厚い信頼を得てピッチに立ち続けた。

 そんなヴェローナでの活躍に注目したのがナポリだった。そしてジョルジーニョは2013/14シーズン冬に移籍を決断。当時の指揮官はラファエル・ベニテスだったが、同選手はスペイン人監督の下でも主力選手として活躍した。その翌シーズンはやや出場機会が減ったものの、チーム残留を果たした。

 2015/16シーズン、ナポリは新監督にマウリツィオ・サッリを迎え入れた。これがジョルジーニョの運命を大きく左右することになる。

 ジョルジーニョのパスセンス、高い戦術理解度に惚れ込んだイタリア人監督は、同選手を中心としたサッカーを展開。それまではセントラルミッドフィルダーでの出場がほとんどだったが、サッリ監督の下ではボランチとしての出場が大半を占めた。出場数も大幅に伸び、チームもユベントスと激しい優勝争いを繰り広げるようになるなど、サッリ監督、ジョルジーニョはある意味二人三脚でチームを強化していった。

 2018/19シーズン、サッリがチェルシー指揮官に就任することが発表された。そして愛弟子であるジョルジーニョも同クラブへの移籍を決断。移籍金は5740万ポンド(約85億円)と報道されている。

 プレミアリーグ初挑戦となったサッリ監督とジョルジーニョだが、展開するサッカーはナポリ時代と変わらず。プレミアリーグ第3節の対ニューカッスル戦ではジョルジーニョ一人で158本のパスを成功させた。これは34秒に1本パスを成功させていたこととなり、相手チーム全体で記録した131本を大きく上回り、チェルシーにおける歴代最多パス成功数を更新する形となった。

 その後、サッリ監督は解任されフランク・ランパード監督を経て現在はトーマス・トゥヘル監督が率いているが、ジョルジーニョは変わらずチームの柱として支えている。

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