酒井宏樹【写真:Getty Images】
【マルセイユ 2-1 ニーム フランス・リーグアン第32節】
フランス・リーグアン第32節が現地時間の13日に行われ、DF酒井宏樹が所属する5位マルセイユが10位ニームと対戦し、2-1で勝利を収めた。
2試合連続のスタメンとなった酒井は左サイドバックに入った。安定した守備と積極的な攻撃参加を見せていた。
前半はマルセイユがボールを回す時間帯が多くなるも、得点を奪うことができない。さらに、マルセイユにアクシデントが襲う。先発したバロテッリが負傷し、33分にジェルマンと交代を余儀なくされた。前半にエースが負傷交代となる緊急事態となってしまった。
後半に入ると、徐々にマルセイユの得点の匂いがしてくる。49分、左サイドを抜け出したトヴァンがペナルティエリアに侵入し、GKと1対1に。だが、トヴァンはシュートせず、中央でフリーのラドニッチへパス。これをラドニッチが決め、先制に成功したかと思われたが、主審がVARで確認すると、オフサイドの判定。ゴールが撤回された。
すると61分、マルセイユがチャンスを作る。中央で敵陣中央でパイエが右サイドから抜け出したトヴァンにスルーパス。これをゴール左に決め、先制したかのように思われたが、これもオフサイドの判定でゴールとはならなかった。
2度のオフサイドの判定で得点のチャンスを逃しているマルセイユはその後も試合を優位に進める。すると、マルセイユに待望の先制点が生まれる。72分、パイエの右コーナーキックからジェルマンが強烈なヘデンディングシュートを叩き込んだ。
続く73分、右サイドのクロスをトヴァンがシュート。これはDFに跳ね返されるが、バイタルエリアにいたグスタボがシュート。これは相手DFのブロックに阻まれるも、もう一度グスタボが拾い、ループ気味のシュート。これが綺麗に決まり、マルセイユが追加点を奪った。
その後、マルセイユはPKで1点を失うも、試合を優位に進め、追加点を許さず。だが、このまま試合終了かと思われた後半AT、マルセイユのサールがブアンガにチェック。自陣ペナルティエリア内で、後ろからボールを奪ったが、そのまま倒れ、ボールを抱え込む。これで主審の笛が鳴り、ハンドの判定が下る。だが、サールはブアンガに倒されたと主張。VARで確認すると、ブアンガの足がサールにかかっていたのが確認され、ハンドの判定が覆された。
試合はこのまま終了し、2-1でマルセイユが勝利を収めた。マルセイユは暫定ながらも4位に浮上し、UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場圏内に入った。
【得点者】
72分 1-0 ジェルマン(マルセイユ)
73分 2-0 グスタボ(マルセイユ)
82分 2-1 サバニエ(ニーム)
【了】