イスラエル代表のヨッシ・ベナユン【写真:Getty Images】
プレミアリーグの複数のビッグクラブなどでも活躍したイスラエルのMFヨッシ・ベナユンが、38歳での現役引退を表明した。自身のインスタグラムアカウントで11日に発表を行っている。
母国イスラエルのベイタル・エルサレムに所属していたベナユンは、「サッカーは自分から切り離せない部分。これだけのキャリアを過ごしてきても引退を決断する準備は十分にできてはいなかった」と現役生活への別れを惜しんでいる。
ベナユンは2002年に加入したスペインのラシン・サンタンデールで3年間プレー。その後はイングランドに活躍の場を移し、ウェスト・ハム、リバプール、チェルシー、アーセナル、QPRの5クラブでプレーした。
特にリバプールでは3年間で134試合に出場し、重要な場面でゴールを挙げるなど活躍。プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FAカップの3大会でハットトリックを記録しており、英『BBC』などによれば他にはセルヒオ・アグエロとハリー・ケインしか達成していない偉業だという。
イスラエル代表では同国歴代最多の102試合出場、2位タイの24ゴールを記録。代表での出場は37歳だった2017年10月が最後となったが、「代表引退はしなかった。プレーする準備は常にあったからだ」と述べている。
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