ユスファ・ムココ【写真:Getty Images】
ドルトムントU-17に所属する14歳のU-16ドイツ代表FWユスファ・ムココが、スポーツ用品メーカーのナイキと異例の“超大型契約”を結んだようだ。10日に独紙『ルール・ナハリヒテン』が報じている。
ムココは2004年11月にカメルーン人の両親から生まれたドイツ国籍を持つ少年。11歳にしてザンクト・パウリのU-15カテゴリーでチームの中心としてゴールを量産し、2016年5月にドルトムントへ移籍している。
ドルトムントでもU-15チームでプレーすることになったムココは、21試合で33ゴールを記録する活躍を見せ、飛び級でU-17チームに引き上げられた。そこでも目まぐるしい活躍を見せ、12歳でU-16ドイツ代表に選出されることに。現在までに通算4試合出場で3得点決めている。
そして、13歳ながらドルトムントU-17で背番号10を身につけ、キャプテンを任せられることになった。昨季は28試合出場で40得点7アシストを記録。今季は21試合出場で36得点6アシストを記録するなど、期待以上の活躍を見せている。
そのムココの将来性に注目したのがナイキだ。同紙によると、14歳の同選手と長期サプライヤー契約を結ぶことになったという。ムココが受け取る金額は100万ユーロ(約1億2500万円)。プロデビューを果たした場合は1000万ユーロ(約12億5000万円)のボーナスを受け取るとの情報も。なお、ブンデスリーガでプロ契約を結ぶには、16歳の誕生日を向かえなければならない。将来が楽しみな選手と言えそうだ。
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