エデン・アザール【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのチェルシーに所属するベルギー代表FWエデン・アザールがチェルシーとの契約更新を拒否する意向であるようだ。英メディア『テレグラフ』などが現地時間の9日に報じた。
フランスのリール下部組織出身のアザールは2007年にトップチームデビュー。2008/09シーズンではベルギー人として初めてリーグアンの最優秀若手選手賞を受賞した。その後、2012年にチェルシー移籍を果たした。来季がチェルシーとの契約最終年になる。
そんなアザールにはレアル・マドリーが関心を寄せていて、レアル指揮官ジネディーヌ・ジダンが獲得を熱望している。同選手もレアル移籍に前向きで、チェルシーとの契約更新を拒否する意向。そうなると、もしチェルシーが2020年までアザールを保有し、フリーで放出した場合、1億ポンド(約145億円)と言われる移籍金をレアルから得ることができなくなる。
ただ、チェルシーは今後2回の移籍市場において補強を禁止する処分が下されている。もし、その処分が覆らない場合、アザールの後釜候補を獲得することができなくなり、大幅な戦力ダウンとなる。
アザールの契約更新拒否の意向で、チェルシーは同選手を今夏での放出か、フリーでの放出かの決断を迫られることになりそうだ。
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