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韓国が生んだ世界級、ソン・フンミンがマンCを撃退。勝負を分けた数分、値千金弾の布石とは?

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグが現地時間9日に行われ、トッテナムはホームでマンチェスター・シティと対戦し1-0で勝利した。歓喜を呼び込んだのはソン・フンミン。韓国代表アタッカーが勝負強さを発揮した格好だが、あのゴールが生まれた布石とは?(文:青木務)

text by 青木務 photo by Getty Images

トッテナムが躍動

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ソン・フンミン【写真:Getty Images】

 ようやく手にした新スタジアムで、トッテナムが躍動した。トッテナム・ホットスパー・スタジアムにマンチェスター・シティを迎えたこの一戦。ホームチームは序盤からコンパクトな陣形を維持しながら高い位置からプレスをかけた。

 そして、奪ったボールを素早く前につける。8分、自陣左からデレ・アリ経由して3列目から飛び出してきたシソコが左からクロス。中に走り込んだデレ・アリがボレーで狙うも枠を外れた。

 それでも10分にはマンチェスター・シティがチャンスを作る。ラヒーム・スターリングが左からカットインしてシュートを放つ。相手に当たってCKとなるが、これがVARの対象に。そして、シュートブロックの際にダニー・ローズの腕にボールが当たったとしてシティにPKが与えられた。

 しゃがみ込み呆然のローズ。しかし、セルヒオ・アグエロが右に蹴り込んだボールは、守護神ウーゴ・ロリスが完璧にストップ。キャプテンがチームを救った。

 決まっていればアウェイゴールを与えるところだった。九死に一生を得たトッテナムは15分、ポジションチェンジを行う。左サイドハーフでスタートしたソン・フンミンと、右のクリスティアン・エリクセンの立ち位置を変更したのだ。

 PKストップからこのポジションチェンジまでわずか数分。だが、この数分が勝敗を分けるポイントとなった。

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