オリバー・カーン氏【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンとドイツ代表の守護神として活躍した元GKのオリバー・カーン氏が、バイエルンの次期CEOに就任する見通しとなった。ドイツ『ツァイト』などが伝えている。
2002年からバイエルンCEOを務めているカール=ハインツ・ルンメニゲ氏は、現在の契約が2021年末で満了する。その満了に伴ってCEOを退き、カーン氏を後継者とする考えであることを明らかにした。
「確かに、辞めるつもりだ。オリが私の後を引き継ぐことを計画している」とルンメニゲCEOはドイツ『スカイ』で語った。2021年の退任までに、CEOを務める上で必要なノウハウなどをカーン氏に伝授していくつもりだとも話している。
カーン氏自身もドイツ『ZDF』で、次期CEO就任に向けてルンメニゲ氏と話をしていると認めた。「大きな挑戦になる」としつつ、就任を受け入れる姿勢を見せている。
現在49歳のカーン氏は1994年にバイエルンに加入し、2008年に引退するまで14年間プレー。8度のブンデスリーガ優勝や2001年チャンピオンズリーグ優勝などに大きく貢献した。代表チームでも不動の守護神として長年活躍し、主将としてドイツを準優勝に導いた2002年日韓ワールドカップでは大会最優秀選手に選出された。
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