アーセナルとエバートン【写真:Getty Images】
【エバートン 1-0 アーセナル プレミアリーグ第32節】
イングランド・プレミアリーグ第32節が現地時間の7日に行われ、4位アーセナルがアウェイで10位エバートンと対戦し、0-1で敗戦した。
アーセナルは指揮官ウナイ・エメリの信頼を勝ち取ったエジルをこの日も先発起用。ムヒタリアンと2シャドーを組み、ラムジーがベンチスタート。ワントップにはオーバメヤンではなく、ラカゼットが入った。一方、エバートンはキーンが直前に体調不良で試合を欠場。ジャギエルカが急遽スタメンに起用された。
試合はエバートンが動かす。10分、ディニュの左サイドのロングスローからジャギエルカがニアでフリック。中央でキャルバート=ルーウィンがヘディング。レノが弾いたボールをジャギエルカが押し込み、エバートンが先制に成功した。
先制に成功したエバートンはさらに勢いを増す。エバートンは縦にスピードのある攻撃でアーセナルゴールに襲い掛かる。対するアーセナルはエジルにボールを集めながらボールをキープするも、中々チャンスを作り出すことができない。前半はエバートンが試合を優位に進め、アーセナルはボールを中々前線に運ぶことができず。エバートンのリードで前半を折り返す。
1点が欲しいアーセナルはエルネニーに代えラムジー、コラシナツに代えオーバメヤンを投入する。システムも3バックから4バックに変更してきた。すると48分、右サイドを抜け出したオーバメヤンのクロスにラムジーがヘディング。これはミートせずに真上に上がってしまう。このボールをピックフォードがパンチングすると、ラムジーの下へ。ラムジーはダイレクトでシュートを放つが、枠を大きく外してしまう。ラムジーとオーバメヤンの投入でアーセナルが徐々にリズムを作り出す。
だが、得点を奪うことができないアーセナルはゴール前に行く回数が減っていき、徐々にエバートンがリズムをつかむ。アーセナルは74分にエジルに代え、イウォビを投入で最後のカードを切る。チャンスを作るものの、得点を奪えないまま、時間だけが過ぎていく。
86分、エバートンは左コーナーキックのこぼれ球にファーサイドで待ち受けていたウォルコットがシュート。だが、これはモンレアルのブロックに阻まれる。結局、アーセナルは最後まで得点を奪うことができず。0-1でエバートンに敗戦した。
これでアーセナルは勝ち点63のままで今節4位に後退。トッテナムが同64で3位、チェルシーが同63で5位、マンチェスター・ユナイテッドが同61で6位となっている。勝ち点差3の中に3位トッテナムから6位チェルシーが入るというさらに熾烈なトップ4争いとなった。
【得点者】
10分 1-0 ジャギエルカ(エバートン)
【了】