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乾貴士、9試合連続の出場で好守で存在感。アラベスは土壇場で3試合ぶりの勝利逃す

text by 編集部 photo by Getty Images

乾貴士
乾貴士【写真:Getty Images】

【アラベス 1-1 レガネス ラ・リーガ・サンタンデール第31節】

 ラ・リーガ・サンタンデール第31節が現地時間の7日に行われ、日本代表MF乾貴士が所属する7位アラベスがホームで12位レガネスと対戦し、1-1の引き分けとなった。

 乾は右MFで先発し、9試合連続の出場を果たした。中々前を向いてスペースでボールを受けることができない乾は後ろに下がりながら、ボールを受けようとしていた。守備時には前線でプレスをかけ、インターセプトをするなどディフェンス陣を助けていた。なお、乾は79分までプレーした。

 2連敗と調子を落としているアラベスはPKのチャンスを迎える。16分、右サイドのクロスに反応したカレリがブスティンサにペナルティエリア中央で倒され、ファールの判定。両選手ともに手を使っていたように思われたが、ブスティンサが倒したとみなされた。これをカレリ自らが決め、アラベスが先制に成功した。

 レガネスはウィングバックが守備時に下がり、5バックになり守備を形成。アラベスのビルドアップ時にはウィングバックがアラベスの中盤にプレッシャーをかける。そのため、アラベスは中々決定的なパスを送ることができない。

 アラベスの得点以降、両チーム共にゴール前まで運ぶことができない。先制以降、シュートのない時間が続く。前半はこのまま終了し、1-0のアラベスリードで前半を折り返す。

 すると70分、アラベスは右サイドでカレリがボールキープ。ボールをつないで左サイドにいた乾までサイドチェンジ。左サイド深い位置で受けた乾は右にカットインを試みる。そのまま右足でシュートを放つが、これはレガネスDFにカットされた。中々シュートまでいけないアラベスが後半初めてチャンスを作った。

 すると乾は79分にトゥマシとの交代を命じられた。守備でチームに貢献するも、攻撃面ではシュート1本と納得のいかない表情でピッチを後にした。その後、レガネスは前がかりになり、同点を目指す。すると後半AT、左サイドを抜け出したシルバが左足で中央にクロス。だがこれが、ゴール方向に。そのままゴールに吸い込まれ、レガネスが土壇場で同点に追いついた。

 試合はこのまま終了し、土壇場で追いついたレガネスが引き分けに持ち込んだ。終盤のゴールで同点とされたアラベスは3試合ぶりの勝利を逃した。

【得点者】
18分 1-0 カレリ(アラベス)
90+3分 1-1 シルバ(レガネス)

【了】

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