優勝に王手をかけたユベントス【写真:Getty Images】
現地時間6日に行われたイタリア・セリエA第31節のミラン戦に2-1の勝利を収めたことで、ユベントスは複数の新記録達成を伴うリーグ優勝に“王手”をかけた。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。
FWクリスティアーノ・ロナウドを負傷で欠いたユーベだが、前半にミランに先制されながらも後半に逆転。パウロ・ディバラのPKで同点に追いついたあと、19歳のFWモイーズ・キーンがイタリア代表の試合も含めて5試合連続となるゴールで決勝点を奪った。
首位を独走するユーベはこれで2位のナポリと暫定21ポイント差。7日の試合でジェノアをホームに迎えるナポリが敗れたとすれば、その時点でユーベの今季優勝が確定する。ナポリは次節以降の7試合でユーベの勝ち点に並ぶことは数字上可能だが、直接対決で負け越しているため逆転優勝は不可能となる。
ユーベは昨季までに7連覇を達成している。6連覇の時点で国内新記録を更新したが、その記録をさらに伸ばし続けている。欧州のいわゆる5大リーグではフランスのリーグアンでリヨンが2002年から2008年まで7連覇を達成したのがユーベと並ぶ最多記録となっていたが、今季ユーベが8連覇を達成すれば新記録となる。
また、7試合を残して優勝を決めればセリエA最速記録も更新する。イタリア『カルチョ・エ・フィナンツァ』によれば、過去には1947/48シーズンのトリノ、1955/56シーズンのフィオレンティーナ、2006/07シーズンのインテルが5試合を残して優勝したのが最速記録。ユーベは今節で優勝を決められず次節に優勝したとしても最速となる。
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