サウサンプトンの吉田麻也【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグ第32節の試合が現地時間5日に行われ、リバプールがサウサンプトンにアウェイで3-1の勝利を収めた。この試合でサウサンプトンのDF吉田麻也がMFナビ・ケイタに食らわせたタックルに対する判定が物議を醸している。
スコアが1-1の同点だった58分、ケイタがFWサディオ・マネとのワンツーでエリア内へ抜け出す。吉田がスライディングタックルで止めに入り、ケイタは転倒したが、ポール・ティアーニー主審はファウルの笛を吹かなかった。
英紙『エクスプレス』は、リバプールのサポーターがこの判定に怒りを表しているとしてSNS上でのコメントを紹介。「VARがあればケイタへのファウルでPKだった」「明らかなPK」「不運だった」などのコメントが投稿されている。
だが英『スカイ・スポーツ』で解説を務める元リバプールのジェイミー・キャラガー氏は、主審の適切なジャッジを称賛している。「ゴール裏からはPKのように見えたが、主審のポジションからはさほど接触があったようには見えなかった」と述べた。
一方、ケイタが36分に記録したリバプールの同点ゴールの前に、FWモハメド・サラーにオフサイドがあったのではないかという点も議論されている。キャラガー氏は「非常に際どい判定だった」とコメント。SNS上のファンからは「VARがあればノーゴール」との声も上がったが、『スカイ・スポーツ』のケリー・ケイツ氏は、得点に直結したプレーではなかったため来季からプレミアリーグに導入されるVARの判定対象にはならないと解説している。
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