ラウール・ヒメネス【写真:Getty Images】
ウルバーハンプトン・ワンダラーズ(愛称:ウルブス)が4日、ベンフィカからのレンタル移籍で加入している27歳のメキシコ代表FWラウール・ヒメネスの買取オプションを行使し、2023年6月までの4年契約を結ぶと発表した。
昨年夏にポルトガル1部のベンフィカから期限付き移籍でウルブスに加入したヒメネス。開幕戦のエバートン戦でいきなり移籍後初ゴールを決めると、その後も大きな活躍を見せ、今季公式戦37試合に出場し15得点7アシストを記録している。
プレミアリーグだけで考えると、ヒメネスは12得点7アシストを記録しており、ウルブスの合計40得点の半分に当たる19得点に直接関与していることになる。つまり、ウルブスのゴールの48%はヒメネスが演出していることに。
昇格組のウルブスは残留争いに巻き込まれると考えられていたが、プレミアリーグ第33節が終了した時点で7位。マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーなどのビッグクラブに土をつけている。その躍進を支えているのが、ヒメネスの活躍だ。
英メディア『BBC』によると、ウルブスはクラブ史上最高額の3000万ポンド(約44億円)を支払うことになるという。これは、これまでのクラブ史上最高額だったアダマ・トラオレの移籍金1800万ポンドを大幅に超える金額だ。それだけ、ヒメネスに対する期待が大きいと言えるだろう。
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