元マンチェスター・ユナイテッドで現イングランド女子代表指揮官フィル・ネビルがイングランド・プレミアリーグのクラブに女子サッカークラブへのスタジアム解放を求めた。英メディア『BBC』などが現地時間の2日に報じた。

　現在、欧州女子サッカーの試合で観客動員数が大幅に伸びている。現地時間の先月17日に男子アトレティコ・マドリー（A・マドリー）も本拠地として使用しているワンダ・メトロポリターノで行われたスペイン女子1部リーグのA・マドリー対バルセロナの一戦で、6万739人もの観客が観戦した。

　さらに、現地時間24日にユベントス男子チームの本拠地でもあるアリアンツ・スタジアム（ユベントス・スタジアム）で行われたイタリア女子セリエA第19節のユベントス対フィオレンティーナの試合では、約4万1000人収容のスタジアムがほぼ満員となり、発表された観客数は3万9027人を記録した。

　スペインとイタリアでこうした記録を打ち立てる中、イングランド女子代表指揮官ネビルは同メディアのインタビューで「我々のリーグの観客を見みると、スペインやイタリアで行われた一時的な観客動員数を獲得した試合よりも優秀だ。スペインでの試合はおそらく、100人~150人しか試合を観ていない。だから、我々の方がおそらく継続的な観客を得ることができる」と皮肉交じりに述べた。

　また、ネビルは「女子のマンチェスター・ユナイテッドかアーセナルがリーグ制覇をしたら、男子の使っているスタジアムを解放すべきだ。チェルシー女子チームのチャンピオンズリーグでなぜ、スタンフォードブリッジを使用しない？3万~4万人は超えるよ」と話したという。

　果たして、ネビルのこの願いは叶うのだろうか。

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