CL出場へ向け、正念場は?
データサイト『Who Scored』によると、この日のアーセナルは支配率70.6%、シュート数7本、パス本数700本、パス成功率86%を記録するなど圧倒的な成績を残した。さらにニューカッスルにはわずか3本のシュートしか打たせておらず、枠内シュートも1本に抑えている。まさに完勝だった。
ニューカッスルに勝利したアーセナルはこれで勝ち点を「63」に伸ばし、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の3位にまで浮上した。ただ、4位トッテナム、5位マンチェスター・ユナイテッドとの勝ち点差は「2」、6位チェルシーとは「3」差となっていることから、まだその座は安泰とは言えない。3季ぶりのCL出場へ向け、残り7試合しっかりと勝ち点を奪うことが求められる。
同チームはすでにリーグ戦でのビッグ6との対戦はすべて終えている。つまり残り7試合はすべて中堅、あるいは下位クラブとのゲームとなる。
アーセナルにとって大きな障害となるのは、残り7試合中5試合をアウェイで戦わなければならないということ。さっそく次節はグディンソン・パークでのエバートン戦を控えており、ここはひとつの正念場となりそうだ。
また、未消化となっている第31節ではアウェイでのウォルバーハンプトン戦(4月24日)があり、ここも一筋縄ではいかないだろう。続けて敵地でのレスター戦(4月29日)と、アーセナルにとって4月後半のアウェイ2連戦は最大の鬼門となるかもしれない。
ここを乗り越えることができれば、CL出場の可能性はグッと高くなるはずだ。あとはヨーロッパリーグ(EL)とリーグ戦を戦うなかで主力に怪我人が出ないことを祈るばかりだろう。
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