セルティック戦で退場処分を受けたアルフレード・モレロス【写真:Getty Images】
スコットランドのレンジャーズを率いるスティーブン・ジェラード監督は、今季だけで5回目となるレッドカードを受けたコロンビア代表FWアルフレード・モレロスに呆れ果てる様子を見せている。英『スカイ・スポーツ』などが伝えた。
レンジャーズは現地時間31日に行われたスコティッシュ・プレミアリーグ第31節の試合でセルティックと対戦。伝統の「オールドファーム」はホームのセルティックが2-1の勝利を収める結果に終わった。セルティックはレンジャーズに13ポイント差をつけて首位を独走している。
レンジャーズにとっては、前半のうちにモレロスを退場で失ったのが痛手となった。セルティックに先制点を許した4分後の31分、モレロスはMFスコット・ブラウンの顔面への肘打ちで一発レッドカードを受けた。
コロンビア代表として先日の日本戦にも交代出場していたモレロスは、これで今季5回目の退場。開幕戦のアバディーン戦でのレッドカードはその後撤回されたが、12月と2月にも同じアバディーンとの試合でレッドカードを受けた。ヨーロッパリーグ予選のウファ(ロシア)戦でも退場となった。
ジェラード監督は試合後に、「アルフレードのことはもう何度も擁護してきたが、これ以上擁護できない」とコメント。同選手に罰金処分を科すと述べた上で、「その金は今日ここに来てくれたサポーターのものになる」と何らかの形でファンに還元する意志を示した。
退場による出場停止処分を受けながらも、モレロスは今季17ゴールを挙げて得点ランク首位に立っている。だが今回の退場では4試合の処分を受ける可能性もあるとの見通しが伝えられている。
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