バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、アルゼンチン『ラジオ94.7』によるインタビューの中で、自身のキャリアの中から最高のゴールを選んだ。バルセロナの“クラブ史上最高のゴール”に選ばれたものとは別の得点だった。

　メッシが自らベストゴールに選んだのは、2011年4月に行われたチャンピオンズリーグ（CL）準決勝1stレグのレアル・マドリー戦で決めたゴール。敵陣内でボールを受けたメッシはドリブルで次々と相手を抜き去り、右足でゴール左隅へのシュートを流し込んだ。

「CL準決勝のレアル・マドリー戦でやったプレーが気に入っている。その場面やゴールの意味など色々なことを考えると、あれが僕の選ぶゴールだ」とメッシはコメントしている。ライバルを下して決勝進出を果たしたバルサは、決勝でマンチェスター・ユナイテッドを破ってその年の欧州王者に輝いた。

　バルサはクラブ史上最高のゴールを選ぶファン投票を行い、その結果を先日発表したばかりだった。メッシはベストゴールの1位から3位までを独占したが、1位は2007年コパ・デル・レイ（国王杯）のヘタフェ戦で決めた“5人抜き”ゴール。メッシ自身が選んだマドリー戦でのゴールは3位にランクインしていた。

【了】