バルセロナ【写真:Getty Images】
バルセロナは、下部組織に所属する有望な若手選手に対する契約延長オファーのメールを、誤ってライバルクラブのエスパニョールに送信するミスを犯してしまったという。米メディア『ESPN』が、両クラブの関係者が認めたとして伝えている。
契約延長を提示されたのは、16歳のMFイライス・モリバ。バルサ下部組織でも特に高く評価される選手の一人であり、欧州の他クラブからもオファーが届く中、バルサは新契約を締結することで引き留めを図ろうとしたようだ。
だが契約交渉を進め、最後のオファーを提示する段階になって、バルサはメールを誤送信。本来モリバの代理人に送るはずのメールを、エスパニョールのテクニカルディレクターに送信してしまったとのことだ。
エスパニョール側はバルサに親切に誤送信を伝え、バルサは代理人にメールを再送できたようだ。その契約に記された報酬額はエスパニョールにとっては非常に高額であり、「うちのトップチームの選手の何人かよりも稼ぐ」と関係者が冗談交じりに漏らしたと伝えられている。
新契約の一環として、モリバはU-19チームから来季はバルセロナBに昇格する予定。U-19スペイン代表でもプレ-し、“ポグバ2世”とも言われる同選手は、将来的にトップチームで活躍することも期待されている。
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