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アトレティコの“名将”は育成上手。下部組織出身選手の売却益…7年間で膨大に

text by 編集部 photo by Getty Images

ディエゴ・シメオネ監督
ディエゴ・シメオネ監督【写真:Getty Images】

 アトレティコ・マドリーを率いるディエゴ・シメオネ監督が、7年間の間に下部組織出身の選手売却で膨大な利益をチームにもたらしているようだ。28日にスペイン紙『アス』が報じている。

 2011/12シーズンからアトレティコを率いるシメオネ監督。シメオネ体制になってからチャンピオンズリーグ(CL)で2度準優勝、リーグ戦では2013/2014シーズンに優勝を果たし、それ以降のシーズンは3位で終えていた。スペイン国王杯(コパ・デル・レイ)優勝やヨーロッパリーグ制覇など、チームを数多くのタイトル獲得に導いている。成績面で見れば、まさに“名将”と言えるもの。

 ただ、それだけではない。育成面でも功績を残している。同紙によると、最近7年間で1億8800万ユーロ(約234億円)の売却益が、アトレティコの下部組織で育った選手だけで生み出しているという。

 先日、バイエルン・ミュンヘンに移籍金8000万ユーロ(約100億円)で加入することになったフランス代表DFリュカ・エルナンデスもその一人だ。他には、マリオ・スアレス、オリベル・トーレス、ボルハ・バストン、ルベン・ペレス、アルバロ・ドミンゲスなど。上手に育て上げ、市場価値が上昇したところで上手に売っていると言えそうだ。

【了】

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