『億万長者サッカークラブ サッカー界を支配する狂気のマネーゲーム』で「翻訳サッカー本大賞」を受賞した田邊雅之さん【写真:編集部】
3月27日(水)、日本出版クラブにて第6回を迎える「サッカー本大賞2019」の授賞式が行われた。
はじめに今回ノミネートされた10作品の優秀作品に賞状が授与された。その後、本年度の「サッカー本大賞」「翻訳サッカー本大賞」「読者賞」が発表された。
選考委員の協議によって選ばれる「翻訳サッカー本大賞」は、『億万長者サッカークラブ サッカー界を支配する狂気のマネーゲーム』(ジェームズ・モンタギュー著、田邊雅之訳、カンゼン刊)が受賞した。
▽田邊氏受賞コメント
「普通こんな本は売れないと思います。これだけ政治的な内容、しかもあれだけ深い内容で途中まで読んでいて惨憺たる気持ちになることもありますが、でも最後にはちゃんと救いがあって……。そんな中で最後まで読んでいただいた読者の方々に心から感謝申し上げます。
いくら私たちが面白いと本を出したとしても、読者の方が存在しないと本は存在しないわけで、そういう意味ではこの本を読んで面白がって様々な意見をお聞かせいただいた無数の読者の方々に改めてお礼を申し上げたいと思います。どうもありがとうございました」
受賞作はサッカー界を支配しつつある億万長者たちを英国人ジャーナリストが徹底取材した一冊。スポーツビジネスの現状、サッカーバブルの全貌を分析した決定版。
【了】