イングランド代表【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのチェルシーに所属するイングランド代表の18歳FWカラム・ハドソン=オドイとトッテナムに所属するDFダニー・ローズがEURO2020予選で、人種差別的なチャントを受けた。英メディア『デイリー・メール』が現地時間の25日に報じた。
イングランド代表は現地時間の25日に行われたEURO2020予選グループリーグ第2節でモンテネグロ代表と対戦。大量5得点で同代表に圧勝した。この試合で18歳のハドソン=オドイがイングランド代表初先発を飾り、フル出場を果たした。また、ローズも左サイドバックでフル出場している。
試合後、『ビーイン・スポーツ』のインタビューに応じたハドソン=オドイは試合中に受けた人種差別的なチャントを指摘した。「我々はフェアプレーをしなくてはいけないし、試合を楽しまなければいけない。でも、あのようなチャントをファンから聞いたら、それは正しいことではないよね」とハドソン=オドイは話した。
また、ハドソン=オドイは「それは受け入れ難いことであり、UEFA(欧州サッカー連盟)が正しく問題を解決してくれたらと思う。あそこに僕とローズが行ったら、人種差別的なチャントが聞こえたよ」と話し、タッチライン際でそのチャントを聞いた事を明かした。
サッカー界では度々人種差別行為が問題視されてきたが、EURO予選でまた人種差別行為が起こってしまった。
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