日本代表の昌子源【写真:Getty Images】
26日に行われるキリンチャレンジカップ2019の試合で、日本代表とボリビア代表が対戦する。DF昌子源は、今回初招集を受けて初出場や初先発が見込まれる選手たちに、ミスを恐れず積極的なプレーをするようアドバイスを送っている。
22日のコロンビア戦では0-1の敗戦を喫した日本代表。森保一監督はボリビア戦で「総入れ替え」に近いメンバー変更を示唆しており、コロンビア戦に出場した昌子らはベンチスタートが見込まれる一方で、初招集の畠中槙之輔や安西幸輝らにチャンスが与えられる可能性がありそうだ。
代表初招集から、本格的に出場機会を得るまで約3年間を要した昌子は、「初招集で初出場の選手がいるっていうのはすごく羨ましいと思う」とコメント。だからこそ、「どんどんトライして、初めて選ばれたから縮こまってやるんじゃなくて、良さを前面に出すべきだと思う」と主張した。
「代表だからってアンパイなプレーを選んで、周りの評価を上げようとしてミスなくやるくらいだったら、どんどんチャレンジしてミスしてやった方がいいと思う。それが代表の親善試合の場だと思う」と昌子は述べ、自身もコロンビア戦で積極的なスライディングタックルを仕掛けるなどチャレンジを心がけていたと話している。
鹿島アントラーズでチームメートだった安西に対しては、「幸輝の良さは推進力だと思う。間違いなく前の選手を助けられるプレーヤーだと思っているので、それはガンガン出してほしい」と期待。畠中に対しても「まだたぶん(横浜F・)マリノスでやってるより遠慮してるんだろうなと思うけど、こういう試合をすれば一気に開ける可能性もあると思う」と積極性を求めた。
今回招集されていない吉田麻也のほか、冨安健洋や三浦弦太も含めてセンターバックのポジション争いは激戦化。昌子はU-22代表の板倉滉や中山雄太の名前も挙げ、「いつこっちに来てもおかしくない状態」と述べた。ロシアワールドカップに出場したことで自身がリードしているとは「全然思っていない」として、競争を刺激としながら成長を続けていくことに意欲を見せている。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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