東京Vユース時代の先輩・中島翔哉(左)と談笑する畠中槙之輔(右)【写真:舩木渉】
日本代表は25日、翌日のキリンチャレンジカップ・ボリビア戦に向けて会場となるノエビアスタジアム神戸で最終調整を行った。
練習前の記者会見で森保一監督は「基本的には総替えで戦うつもりです」と、22日のコロンビア戦からスタメンを大きく入れ替えてボリビア戦に臨む可能性を示唆した。久々の復帰となった選手や若手たちにチャンスが与えられると見られる。
コロンビア戦に途中出場した香川真司にとっては、再定着に向けた大きなチャンス。ボリビア相手に力の差を見せつけて実力をアピールしたいところだ。2列目に若い才能たちが台頭していることも踏まえると、乾貴士や宇佐美貴史にとっては“ラストチャンス”ともいうべき重要な試合になるかもしれない。
また、畠中槙之輔や橋本拳人といった初招集組にもA代表デビューの期待が高まる。畠中は25日の練習中も、ストレッチしながら東京ヴェルディユース時代の1歳上の先輩である中島翔哉と談笑するなど、日本代表にも慣れてきたようだ。
畠中本人は「緊張しています」と語っていたが、緊張は「見せたくないタイプ」とも。左センターバックでの先発が予想され、隣にはコロンビア戦で一足先にA代表デビューを飾った東京Vユースの同期・安西幸輝が入ると見られている。
森保ジャパンを支える主力たちから、フレッシュな面々に入れ替わることでチームとしての機能性や、対応力がどれほど保たれる、あるいは向上するかにも注目が集まる。コパ・アメリカに向けた競争にいいても、勝利を目指すだけでなく選手個々のアピールの場としても大きな意味を持つ試合となりそうだ。
(取材・文:舩木渉)
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