日本代表の森保一監督【写真:舩木渉】
26日に行われるキリンチャレンジカップ2019の試合で、日本代表とボリビア代表が対戦する。日本代表の森保一監督が前日の会見で試合への見通しを語った。
22日の試合ではコロンビアと対戦し、0-1で敗れる結果に終わった森保ジャパン。ボリビア戦に向けて指揮官は、「常にどの試合も勝利を目指して戦うことに変わりはない」と改めて白星を目指してベストを尽くすことを誓った。
ボリビア戦の先発メンバーについては、「できれば招集した全選手を使ってあげたい」「基本的には総替えで戦うつもり」と森保監督。だが現実的には、各選手のコンディションやパフォーマンスなども見極めた上でどの程度のメンバーを入れ替えるか決断を下すと説明している。
就任以来初の無得点に終わったコロンビア戦では、「シュートを16本打っていますし、そういったところでクオリティを上げていくこと」と決定力を欠いたことを課題に挙げた。中央を崩していくこと、ミドルシュートを果敢に狙っていくこと、失敗しても2回目、3回目のチャンスを作っていくことを選手たちに要求したとのことだ。
ボリビアは22日に韓国代表と対戦し、終盤に失点して0-1で敗れている。韓国に押し込まれながらも終盤まで耐えていた戦いぶりや、南米でも強豪国相手に我慢を強いられる試合に慣れていることも踏まえ、「しっかり守備を固めて、カウンターアタックを仕掛けていくというのが彼らの戦いのベース」と森保監督は対戦相手の印象を述べた。
だが単に守ってカウンターだけではなく、「彼らは賢いので、ボールを握りながら崩していくことも状況に応じてやっているチーム」とボリビアを評価。その難敵に対抗するため、「我々もアグレッシブに戦いながら、相手の出方を上回っていける試合を臨機応変にやっていかなければいけないと思います」と攻略への意気込みを示した。
(取材:舩木渉、文・構成:編集部)
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