ユベントスのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
ユベントスに所属するFWクリスティアーノ・ロナウドは、チャンピオンズリーグ(CL)の試合で不適切なゴールパフォーマンスを見せたとして、欧州サッカー連盟(UEFA)から2万ユーロ(約250万円)の罰金処分を下された。だが、同選手にとってこの罰金額はわずか「2時間分」の収入に相当する金額でしかないことを伊紙『トゥットスポルト』が指摘している。
C・ロナウドは12日に行われたCL決勝トーナメント1回戦2ndレグのアトレティコ・マドリー戦でハットトリックを達成し、ユーベを準々決勝へと導いた。だが、この試合でゴールを決めた際に見せたパフォーマンスが物議を醸した。
C・ロナウドのパフォーマンスは、アトレティコのディエゴ・シメオネ監督が1stレグの試合で見せていた、股間を強調するパフォーマンスを真似たとみられるものだった。相手への挑発と捉えられたこの行為に対し、出場停止処分の可能性も予想されていたが、UEFAは21日に罰金処分を言い渡した。
だが、サッカー界トップレベルの高給取りであるC・ロナウドにとってはほとんど痛くもない罰金処分かもしれない。同選手の年収の5000分の1あまりでしかない罰金額は、わずか2時間弱で稼ぎ出すことができる計算となる。
米誌『フォーブス』が昨年6月に発表したアスリート長者番付によれば、C・ロナウドがそれまでの1年間に得た収入は1億800万ドル(約119億円)と算出されている。1ヶ月に約10億円、1日に約3300万円を稼いだ計算となり、今回の罰金額の250万円は2時間弱の収入に相当する。しかも、これは1日24時間を労働時間とした場合の換算額であり、実際にはさらに短い時間でこの金額を稼ぎ出していることになる。
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