カルロス・ケイロス監督【写真:Getty Images】
【日本 0-1 コロンビア キリンチャレンジカップ】
キリンチャレンジカップ2019の試合が22日に行われ、コロンビア代表が日本代表に1-0の勝利を収めた。コロンビアのカルロス・ケイロス監督は試合後の会見でチームの戦いぶりや収穫と課題について語った。
この日の試合が初采配となったケイロス監督は、「色々なものが見えてきた。これからに向けたいくつかの課題が見えて、とても良い試合になった」とコメント。「後半にリードして勝つことができたので、監督として今日の試合に満足している」と勝利を喜んだ。
日本の戦いぶりについては、「アジリティ、スピード、技術レベルがものすごく高いサッカーをすると分かっていた」とケイロス監督。「日本の中盤の技術レベルは非常に高く、うちにとってのトラブルをたくさん作ってくれる。それは素晴らしい経験になる」と今回の試合の意義を強調している。
前半は日本がボールを持ち先制点をうかがう展開が続いたが、「(日本に)仕事をさせないことに集中していた」とのこと。縦パスを狙おうとする日本に対し、それを出させないようにすること、カバーリングを徹底して縦パスを通させないことに力を入れていたとケイロス監督は語る。
その上で、「後半は日本のフラストレーションが溜まってきたタイミングで、それを利用して攻撃に出たことが良かった」と勝因を挙げている。前半は日本にチャンスを作られながらもゴールを許さず、後半は日本に疲れも出てきたところで攻撃に転じて1点を奪ったと試合展開を振り返った。
必ずしも「全てが予想通りにいったわけではない。日本がそうさせなかったということもある」としつつ、選手たちの仕事ぶりからは手応えを得られた様子。「日本はすごく強く、ボールを持っているとゲームコントロールや質も高い。油断できない中でみんなしっかりやってくれた」とチームを称えた。
(取材:舩木渉、文・構成:編集部)
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