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「得点がゼロで終わる試合ではなかった」。森保監督、好機創出もノーゴールを悔やむ

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

日本代表【写真:田中伸弥】
森保一監督【写真:田中伸弥】

【日本 0-1 コロンビア キリンチャレンジカップ2019】

 日本代表は22日、キリンチャレンジカップ2019・コロンビア代表と対戦して0-1で敗れた。

 森保一監督は試合後、「前半のうちに1点奪えれば良かったかなと思います」と振り返った。

「まずは前半、立ち上がりのところでピンチはありましたが、選手たちがアグレッシブに相手のボールホルダーにプレッシャーをかけながら、粘り強く下がりながらボールを奪ったり、いい守備から攻撃へということで、チャンスを作れたところで得点できなかった部分は、得点がゼロで終わる試合ではなかったと思う」

 何度か相手ゴールに迫った日本代表だが、後半は相手に押された。「後半は前線に起点ができず、失点につながったと思っています。そういう意味では試合を通してインテンシティを高くチームとしてできるようにしていきたいと思います」と述べた。

 後半途中から香川真司、乾貴士らを投入しゴールを目指した。指揮官は評価を口にする。

「相手に押し込まれている中で、代わった選手達がいい仕事をして相手のゴールに迫っていけた部分は、今日の試合で結果を求める、勝利にこだわっていくこととともに、色々な選手を試合の中で起用しながら、結果をものにしようというところだったので。結果はついてきませんでしたが、相手にもう一度圧力をかけることができたのは、最後まで戦い抜くことを選手達がやってくれたと思います」

 新たな選手も加わり、底上げも求められた。森保監督は、一人ひとりがアピールしていると語る。

「交代で入ってくれた選手、今日は残念ながら起用できませんでしたけど、練習の中でいいプレーを見せてくれた選手は、この短い期間の中でのトレーニングでも起用したいなと思える選手はいました。実際今日試合を通して、後半、流れがなかなかつかめない中で、流れを引き戻してくれた選手達はやはり力があるなと思います」

 そして、「選手層を厚くする、チームとしてのベースアップを図っていかなければ、ここからのアジア予選、将来の代表の強化になっていかないという部分では、今日出た選手は力を見せてくれたと思うし、代表の力になってくれると思っています」と期待を寄せていた。

(取材:舩木渉、文・構成:編集部)

【了】

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