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ケイロス監督、リベンジマッチよりもチームの基盤構築を重視。「チューニングしている状態」

text by 編集部 photo by Getty Images

カルロス・ケイロス
カルロス・ケイロス【写真:舩木渉】

 コロンビア代表のカルロス・ケイロス監督が22日に行われるキリンチャレンジカップ2019の日本代表戦に向けた前日会見を21日に行った。

 会見に参加したケイロス監督は日本代表との試合に向けて「我々コロンビア代表として、日本国内で日本代表と試合できて嬉しい。我々にとっても、日本にとっても大切な準備のための試合になる。日本代表にも新しいメンバーが入ってきて、自分も対戦したことがあるが、アジアカップで4回も優勝しているレベルの高いチームなので、そのチームのホームで対戦できるのはすごく良い勉強になるし、大切な経験となると思っている」と話した。

 ケイロス監督は2011年から今年の1月に行われたAFCアジアカップ2019までイラン代表を指揮。準決勝で日本代表と対戦し、0-3で敗戦した。ケイロス監督にとっても、コロンビア代表にとってもリベンジマッチとなる。

 アジアカップ後にコロンビア代表監督に就任したケイロス監督は「正直言うとまだ何もできていないと言えばできていない。毎日色々話を聞いて、自分が勉強している段階。それで余分なことをカットしたり、近道を探している状態。ゼロベースといえばゼロベースだが、先の目的もあるので、オーケストラに例えるとまだチューニングしている状態にある」と今は基盤を固めているところだという。

 さらに、自身も対戦をした日本代表については「我々は過去の失敗を取り戻すとか、そういう目的で来ているわけではない。コロンビアのチームは変化の時期に来ていて、一歩前に進まなければいけないと思う。その仕事が今スタートの段階であって、自分の頭はコロンビアのことで精一杯。申し訳ないが、あまり日本のことを考える余裕はなく、そこまでできていない。もちろん日本をディスっているわけではなく、とてもリスペクトしているし、そういうことも選手にも伝えている」と話し、日本代表へのリベンジという認識ではなく、これからのコロンビア代表のための試合の一つと考えているようだ。

(取材:舩木渉、文・構成:編集部)

【了】

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