ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督【写真:Getty Images】
ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督は2019年最初の代表戦を前に意気込みを語った。
現地時間20日、ドイツはホームでセルビア代表と対戦する。19日には試合に先立ち会見が行われ、レーブ監督が出席した。
セルビアとの試合についてレーブ監督は「オランダに似たプレースタイル」と話し、24日にEURO2020予選で対戦する仮想オランダとの位置付けをしているようだ。
昨年はロシアワールドカップ(W杯)で史上初のグループリーグ敗退を経験し、ネーションズリーグではリーグBへの降格を味わうなど結果を残せなかった。そんななか「我々のスタイルが完全に通用しなくなったと言われているが、それは間違いだ。足りなかったのは走るスピードとパススピードだ。私は相手にボールを渡す事はしない」とレーブ監督は今後もパスサッカーを継続していく事を明らかにした。
レーブ監督は今月、これまで代表チームを支えてきたDFマッツ・フンメルス、DFジェローム・ボアテング、FWトーマス・ミュラーの3選手を招集しない事を明らかにした。「このような決断をするのにリスクがあるという事は分かっている。でも、我々には高いクオリティーを持った選手がいる。選手に対する私の信頼は大きいし、これが未来の基礎となる」と改めて新生ドイツ代表を強調した。
「ポゼッションサッカーが死んだというのは間違いだ。事実、マンチェスター・シティやバルセロナのように70パーセント以上のボール支配率のチームが大きな役割を果たしている」と改めて今まで成功を掴んだスタイルを変えない事を強調したレーブ監督。2019年、ドイツサッカーが再び脚光を浴びるか注目だ。
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