マルセイユの酒井宏樹【写真:Getty Images】
フランス・リーグアン第29節の試合が現地時間17日に行われ、パリ・サンジェルマン(PSG)がマルセイユに3-1の勝利を収めた。先発でフル出場したマルセイユのDF酒井宏樹に対し、フランス各メディアはチーム全体と同じく厳しい評価を下している。
PSGは前半終了間際にMFアンヘル・ディ・マリアのパスからFWキリアン・ムバッペが今季26点目となるゴールを決めて先制。後半立ち上がりにマルセイユが同点としたが、55分には右サイドから持ち込んだディ・マリアのゴールでPSGが再びリードした。
62分にはエリア外に飛び出したマルセイユのGKステーブ・マンダンダがディ・マリアへのファウルで一発退場。このプレーで得た約30mのFKをディ・マリアが直接沈めて3-1とした。後半アディショナルタイムには酒井がムバッペを倒してPKを与えたが、ムバッペのシュートを控えGKのヨアン・プレが阻んで4点目を許さなかった。
出場停止処分を受けていたジョルダン・アマビの代役として最近2試合は左サイドで起用されて好プレーを見せていた酒井は、アマビの出場停止が明けた今節も左サイドでフル出場。だが酒井に限らずマルセイユ全体に対してフランスメディアの評価は厳しい。
酒井に対する採点は『レキップ』が「3」、『パリジャン』が「3.5」、『RMC』や『フィガロ』が「4」、『フランス・フットボール』が「5」など。『パリジャン』は「マークが緩いことが時々あった」と苦言を呈している。『90min』はチーム内では最高タイの「5」をつけ、PKなどの場面を除けば奮闘していたと評価している。
マルセイユではやはり退場となったマンダンダが特に酷評され、『フランス・フットボール』は採点「0」としている。最高の評価を得たのは2ゴール1アシストに加えてマンダンダの退場も引き起こしたディ・マリアで、多くのメディアが「9」などの最高点をつけた。
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