バルセロナのリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
リーガエスパニョーラ第28節の試合が現地時間17日に行われ、バルセロナがベティスにアウェイで4-1の勝利を収めた。FWリオネル・メッシはハットトリックで勝利の立役者となったが、3点目のゴールは特に絶賛を集めている。
メッシは前半18分に直接FKから先制ゴールを記録し、前半終了間際にも追加点。両チームが1点ずつを加えたあと、85分には自身3点目のゴールでハットトリックを達成するとともにバルサの勝利を決定づけた。
左サイドのMFイバン・ラキティッチからのパスをペナルティーエリア内左側で受けたメッシは、そのままダイレクトで左足ループシュート。柔らかなタッチから放たれたボールが綺麗な弧を描いてGKの頭上を越え、クロスバー下部を叩いてゴールラインの中に収まった。
キャリア通算600ゴール以上を記録してきたメッシだが、このゴールはその中でも屈指のビューティフルゴールとして絶賛されている。スペイン『アス』紙は「キャリア最高のゴールのひとつ」、『マルカ』紙も「キャリアトップ10に入る」と評した。
ホームで完敗を喫したベティスのサポーターも、その異次元ぶりに脱帽するしかなかった。3点目のゴールが決まると観客席からはメッシに向けてスタンディングオベーションが送られた。
過去にも相手ファンからスタンディングオベーションを浴びたことは何度かあったメッシだが、今回は特に印象的だったようだ。試合後には「こんなことは今までに覚えがない。ファンの反応に感謝している。敵ではあるが、このスタジアムではいつも素晴らしい扱いを受けている」とベティスファンへの感謝の思いを述べた。
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