50人の犠牲者を出したニュージーランド銃乱射事件【写真:Getty Images】
ニュージーランドのクライストチャーチで発生した凄惨な銃乱射事件の犠牲者の中には、フットサルのニュージーランド代表GKとしてプレーした選手も含まれていた。同国のサッカー協会にあたるニュージーランド・フットボールが認めている。
現地時間15日午後にクライストチャーチの2ヶ所のモスクに侵入した男が銃を乱射したテロ事件では、新たな死者1名が確認されたことが17日朝に発表され、犠牲者は計50名となった。
ニュージーランド・フットボールによれば、フットサルの同国代表GKとしてプレーしていた33歳のアッタ・エラヤンもこの事件の犠牲者となった。同選手は現場となったモスクで礼拝を行っていた際に銃撃を受けたとのことだ。
エラヤンはニュージーランド代表としてフットサルの国際Aマッチ19試合に出場。2014年には所属チームの国内リーグ制覇に貢献し、フットサルのニュージーランド年間最優秀選手にも選出されていた。
ニュージーランドメディアによれば、クウェート生まれの同選手は自身の出身校でもあるクライストチャーチの高校のフットサルチームのコーチを務めることを予定していたという。
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