昨年のクラブW杯でも対戦したレアル・マドリーと鹿島アントラーズ【写真:Getty Images】
国際サッカー連盟(FIFA)は15日、同連盟の主催するクラブワールドカップの大幅な改革案を承認した。2021年以降は4年に一度の開催となり、全24チームが参加する大規模大会となることが見込まれる。
現行のクラブワールドカップは6大陸の年間王者と開催国王者の計7チームが参加して毎年開催。だが、新方式の大会を2021年より開催することが15日の評議会において賛成25票、反対7票で承認された。
しかし、ヨーロッパクラブ連盟(ECA)は新方式の大会に強固な反対姿勢を示し、ボイコットも辞さない構えを見せている。実現に向けては今後まだ乗り越えるべき障害がありそうだ。
出場枠の割当なども現時点では未定だが、ある程度の予測は立てられている。欧州から8チーム、南米から6チーム、アフリカ、アジア、CONCACAF(北中米カリブ海)から各3チーム、オセアニアから1チームという見通しを各国メディアが伝えている。
欧州に関しては、大会前の4年間のチャンピオンズリーグおよびヨーロッパリーグの優勝チームが出場することになると予想されている。この予想に基づき、2017/18シーズンの両大会で優勝したレアル・マドリーとアトレティコ・マドリーは2021年クラブワールドカップ出場権をすでに獲得していることになるとスペイン『アス』紙などは伝えた。
アジアからの出場資格も現時点では全くの不確定だが、3枠が与えられる各大陸からは直近3大会の大陸王者が出場するのではないかと各国ファンなどの間で予想されている。だとすれば、昨季のAFCチャンピオンズリーグを制した鹿島アントラーズもすでに出場資格を得ているということになるかもしれない。
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