ジョゼ・モウリーニョ氏【写真:Getty Images】
レアル・マドリーの元会長であるラモン・カルデロン氏は、マドリーの監督にジョゼ・モウリーニョ氏が復帰しなかったのは主力選手らが拒否したためだと主張している。英メディア『スカイ・スポーツ』が同氏のコメントを伝えた。
リーガエスパニョーラで首位バルセロナに大差をつけられ、昨季まで3連覇中だったチャンピオンズリーグでもベスト16で敗退するなど不振に陥っていたマドリー。現地時間11日には、サンティアゴ・ソラーリ前監督を解任し、昨季までチームを率いていたジネディーヌ・ジダン監督が復帰することが発表された。
ジダン監督の“電撃復帰”が発表される以前には、同じく元監督であるモウリーニョ氏の復帰が確実視されていた。同氏の復帰は「ほぼ100%」だとされ、具体的な年俸額や契約期間の見通しについて伝えていたメディアもあった。
元会長のカルデロン氏もモウリーニョ氏の復帰を確実視していた一人だった。だが復帰が実現しなかった理由について、「ドレッシングルームのリーダーたちがジョゼ・モウリーニョ(復帰)の可能性を拒否するよう働きかけた」と語る。
「彼は様々な問題を抱えてマドリーを去った。多くのタイトルを獲得してきた良い監督だが、チーム内のリーダーたちの多くは彼のことを気に入ってはいなかった。それが決断に大きく影響したと思う」
結局マドリーは、選手たちやファンからも強い支持を集めるジダン監督の復帰を選んだ。苦境に陥った巨人を立て直すことができるだろうか。
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