シント=トロイデンの冨安健洋【写真:Getty Images】
日本人選手が数多く所属するベルギー1部のシント=トロイデン(STVV)の試合に、欧州各国から多数のスカウトが視察に訪れていたという。ベルギー『voetbalbelgie』が伝えている。
STVVは現地時間10日に行われたベルギーリーグ第29節の試合でムスクロンと対戦。MF鎌田大地の今季12点目となるゴールで先制したが、追いつかれて1-1のドローに終わった。
試合の行われたムスクロン本拠地のスタンドには、多くのスカウトたちが姿を見せていたとのこと。ベルギー国内の有力クラブであるヘンク、アンデルレヒト、アントワープのほか、フランスのボルドー、レンヌ、メス、ランス、ドイツのフランクフルト、マインツ、シュトゥットガルト、イングランドのブリストル・シティ、スイスのバーゼル、オランダのユトレヒトのスカウトが観戦に訪れていたと伝えられている。
特にスカウトの視線が注目していたとみられているのは、STVVの日本代表DF冨安健洋とムスクロンのナイジェリア人FWタイウォ・アウォニーの2人。21歳のアウォニーは1月にリバプールからのレンタルでムスクロンに加入した選手であり、この日の試合での同点ゴールも含めて8試合で7ゴールを量産している。
日本代表として出場したアジアカップでの活躍でも評価を高めた冨安に対しては、これまでも多くのクラブからの関心が噂されていた。クラブは少なくとも1000万ユーロ(約12億5000万円)以上のオファーが届くことを期待しているようだ。
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