セルティックとプロ契約を結んだカラモコ・デンベレ【写真:Getty Images】
昨年12月にセルティックとプロ契約を結び、2月22日に16歳の誕生日を迎えたカラモコ・デンベレが現地時間3月11日、セルティックのリザーブチームの一員として先発出場を果たし、90分間ピッチの中で躍動した。そして終了間際に決勝点を決め、チームは3-2の劇的勝利をおさめている。
2016年10月、当時13歳だったデンベレがセルティックの下部組織(U-20)の試合に出場し話題を呼んだ。同年12月には13歳ながらU-15イングランド代表としてデビューを果たし、U-15トルコ代表との試合で1アシストを記録して5-3の勝利に貢献している。また、U-15オランダ代表との試合ではキャプテンマークを巻いてプレーした。
イングランドとスコットランドの間でデンベレの争奪戦が繰り広げられており、U-17スコットランド代表としても活動している。現在はドルトムントの下部組織(U-17)に所属する14歳のユスファ・ムココの方が注目を集めているが、その裏でデンベレも成長を遂げていた。
そんなデンベレがハーツ戦に出場。試合開始して6分にセルティックのウォレス・ダフィーが先制点を決め、14分には33歳のマーヴィン・コンパーが追加点を決めて2点リード。しかし、54分と63分に失点し2-2に。
それでも後半アディショナルタイム、ペナルティーエリアの外でフリーキックのチャンスを獲得。デンベレが左足を振り抜き、綺麗な弾道を描いて直接ゴールに吸い込まれた。この結果、セルティックは3-2の劇的勝利をおさめている。
16歳の誕生日を迎えたことで、デンベレはセルティックのトップチームでプレーすることも可能となった。すでにトップチームに混ざって練習を行なっているが、今季中にデビューを果たすのだろうか。
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