バジャドリーに勝利を収めたレアル・マドリー【写真:Getty Images】
現地時間10日に行われたリーガエスパニョーラ第27節の試合で、レアル・マドリーがバジャドリーにアウェイで4-1の勝利を収めた。この試合のVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)運用をめぐってファンの間に騒動が生じたことをスペイン紙『マルカ』などが伝えている。
前半に劣勢を強いられたマドリーは、2度にわたってVARによる判定に助けられた。13分にはバジャドリーの右サイドからのクロスにセルヒオ・グアルディオラが合わせてゴールネットを揺らしたが、オフサイドがあったとの判定でノーゴール。その5分後にもCKからのクロスにグアルディオラが頭で合わせたシュートがオフサイドと判定された。
最初の場面でゴールが決まったかに見えたあと、主審がVARによる確認を行っていた際、スペインのテレビでは映像判定を行うモニタールームの様子が映し出された。だがその部屋には誰の姿もなく、全くの無人となっていた。
テレビでその場面を目にしたファンからは、VARが正しく運用されているかどうかに疑問を呈する声が上がった。だが「おそらくは別の部屋が映されたミスだったのだろう」と『マルカ』は伝えている。その後の中継では、審判員がモニターに向かって座っている“正常”な部屋の様子が改めて映し出されたとのことだ。
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