PKを決めたピエール=エメリク・オーバメヤン【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグ第30節の試合が現地時間10日に行われ、アーセナルがマンチェスター・ユナイテッドに2-0の勝利を収めた。PKで2点目を記録したアーセナルのFWピエール=エメリク・オーバメヤンは、前節のPK失敗を教訓とすることができたようだ。
2日に行われた前節の試合では、アーセナルは宿敵トッテナムとの“ノースロンドンダービー”を戦った。1-1の同点で迎えた90分にはオーバメヤンが倒されてPKを獲得し、絶好の勝ち越しチャンスを迎えたが、オーバメヤンが自ら蹴ったシュートはGKウーゴ・ロリスがストップ。そのままドローに終わった。
ユナイテッド戦では後半にFWアレクサンドル・ラカゼットがPKを獲得。再びPKスポットに立ったオーバメヤンは、トッテナム戦と同じくゴール左下隅を狙ったが、今度はGKダビド・デ・ヘアの逆を取って決めることに成功した。
トッテナム戦のPKとの違いについてオーバメヤンが試合後に述べたコメントを、英『スカイ・スポーツ』が伝えている。「トッテナム戦ではミスを犯した。最後の瞬間にロリスを見ることなく、(足元を)見下ろしてしまった」と同選手は語る。
「今日は最後まで目を離さなかった。集中すればPKは決められるものだ。ボールがどこにあるかは分かっていた」とオーバメヤン。チームメートたちからの後押しも自信に繋がり、前回の失敗を挽回することができたと話している。
オーバメヤンは今季17得点となり、得点ランク首位に立つマンチェスター・シティのセルヒオ・アグエロとわずか1点差に迫った。「一番大事なのはチャンピオンズリーグ出場だが、その上で得点王も獲れれば素晴らしいことだ」と個人タイトルにも意欲を見せている。
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