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酒井高徳、守備での安定感見せ4発快勝に貢献。日本人対決実現のダービーは発煙筒で一時中断も

text by 編集部 photo by Getty Images

酒井高徳
酒井高徳【写真:Getty Images】

【ザンクト・パウリ 0-4 ハンブルガーSV ブンデスリーガ2部第25節】

 ドイツ・ブンデスリーガ2部第25節が現地時間の10日に行われ、DF酒井高徳とFW伊藤達哉が所属する3位ハンブルガーSVがアウェイでFW宮市亮が所属する4位ザンクト・パウリと対戦し、4-0で勝利を収めた。

 酒井は右サイドバックで出場し、3試合連続の先発となった。自ら上がっていくシーンもあり、右サイドで安定した守備も見せる。一方、宮市は右サイドで11試合連続の出場となったが、守備に追われる時間が多く、中々攻めることができない。伊藤はベンチ入りも、最後まで出番はなかった。

 ハンブルクダービーとなった試合の前半は落ち着いた立ち上がりを見せる。徐々にハンブルガーがペースを掴むと、32分にペナルティアーク手前でハンブルガーがFKを獲得。これをハントが蹴ると、クロスバーに直撃。跳ね返ったボールをラソッガがヘディングで押し込み、ハンブルガーが先制した。

 46分、ダービーマッチで熱くなったザンクト・パウリサポーターがゴール裏で発煙筒を焚き、試合が一時中断。2分ほどで再開された。

 53分、左サイドを抜け出しペナルティエリアに侵入したオズジャンがシュート。これはザンクト・パウリGKに阻まれるが、こぼれ球をナレイが押し込んだ。この直後、ハンブルガーサポーターから発煙筒が焚かれ、試合がまた中断。両キャプテンがサポーターにやめるように注意しに行った。

 60分、左サイドのグラウンダーのクロスが混戦になり、最後はラソッガが押し込んで、スコアを3-0とした。

 81分、再びザンクト・パウリサポーターから発煙筒が焚かれ、両チームと審判がピッチからスタジアムの中へ入っていった。約5分後試合は再開された。その後、89分にもハンブルガーが追加点を決め、4-0とした。試合はこのまま終了し、4-0でハンブルガーSVが勝利を収めた。酒井と宮市はともに先発フル出場となった。

【得点者】
32分 0-1 ラソッガ(ハンブルガーSV)
53分 0-2 ナレイ(ハンブルガーSV)
60分 0-3 ラソッガ(ハンブルガーSV)
88分 0-4 サントス(ハンブルガーSV)

【了】

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