乾貴士【写真:Getty Images】
【アラベス 1-1 エイバル リーガエスパニョーラ第27節】
現地時間9日にリーガエスパニョーラ第27節の試合が行われ、アラベスはホームにエイバルを迎えて対戦し、1-1の引き分けに終わった。この試合で2戦連続ゴールを決めたアラベス所属の乾貴士に対し、スペイン紙が最高評価を与えている。
乾は昨季までの3シーズンをエイバルで過ごし、今季からベティスに完全移籍で加入。開幕当初は継続的に出場機会を得ていたが、その後はポジション争いに苦戦し、リーグ戦では11月以降出場がなかった。
そんな中、1月24日にレンタル移籍でアラベスに加入することが発表され、日本代表として出場したアジアカップ終了後にチームに合流している。2月11日のレバンテ戦から4戦連続で先発出場を果たし、乾が出た試合は無敗を続けていた。
そして今節のエイバル戦もスタメン出場。試合開始して58分、ジョニーの縦パスを受けた乾がキックフェイントでエイバルのGKマルコ・ドミトロビッチを翻弄し、相手が体勢を崩した隙にシュートを放ちゴールを決めた。乾にとっては、前節のビジャレアル戦で移籍後初ゴールを決めたのに続く2戦連続ゴールとなっている。
しかし71分、ファビアン・オレジャーナがゴール前に折り返したボールにマルク・カルドナが合わせ、エイバルが同点に追いつく。その後はお互いに追加点はなく、試合は1-1の引き分けに終わった。
スペイン紙『マルカ』は、乾とジョニーの2選手に3段階中「星3つ」の最高評価を与えている。一方で、スペイン紙『アス』は「ゴールキーパーを欺く魔術師」として、2戦連続ゴールを決めた乾を称賛している。
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