ハリー・ケイン【写真:Getty Images】
現地時間2日にプレミアリーグ第29節の試合が行われ、トッテナムはアーセナルと対戦し1-1の引き分けに終わった。この試合中に発生したPK判定について大きな議論が巻き起こっている。審判によって解釈が異なるため、オフサイドのルールを変更するべきであると、5日に英メディア『フットボール・ファンキャスト』が報じた。
問題のシーンは74分、トッテナムのフリーキックの場面だ。フリーキックに飛び込んだトッテナムのハリー・ケインがペナルティーエリア内でアーセナルのシュコドラン・ムスタフィに倒されトッテナムがPKを獲得。実はこの時、ケインはオフサイドポジションにいた。
同メディアによると、競技規則には「オフサイドポジションにいる選手が、ボールに関与する意図でボールに向かって移動し、プレーする前またはプレーしようとする前、またはボールを奪おうと挑戦する前にファールされた場合、オフサイドの反則より前に起こったファールの判定が下される」とあるとのこと。
しかし一方で、オフサイドポジションにいながらボールに関与しようとする意図があり、先にボールに触ればオフサイドの判定が優先されることも。ただ、この場面で副審は旗を上げておらず、今回のケースではファールの方が優先されたとも解釈できる。
他の主審や副審であれば、別の判定を下していたかもしれない。同メディアは「今のところオフサイドのルールはめちゃくちゃだ。グレーな部分があり、審判の能力が試される」と伝え、「オフサイドのルールを変更するべき」であると主張している。
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