ウー・レイ【写真:Getty Images】
リーガエスパニョーラで初ゴールを決めたエスパニョール所属の中国代表FWウー・レイを、ラ・リーガのハビエル・テバス会長が称賛した。4日にスペイン紙『マルカ』が報じている。
ウー・レイは2006年に14歳287日という若さでプロデビューを果たした逸材。昨季は上海上港で29試合に出場し27得点10アシストを記録。得点王かつ最優秀選手に輝いた。ウー・レイの活躍もあり、上海上港は2018シーズンでリーグ優勝を果たしている。そして今年1月、エスパニョールへの移籍が発表された。
現地時間2月4日のビジャレアル戦で移籍後初出場を果たすと、それから4戦連続で先発起用されている。出場5試合目となるバジャドリー戦では、試合開始して65分に縦パスを受けたウー・レイが冷静にシュートを放ち、移籍後初ゴールを決めている。リーガエスパニョールにおける、中国人選手の得点は史上初だ。
この活躍にテバス会長は「ウー・レイは素晴らしい選手」と絶賛し、「中国全土が彼とエスパニョールを応援している」とコメント。続けて「中国スーパーリーグには、スペインでプレーできる優秀な選手が何人もいる。スペインのクラブが中国市場にも目を向けるよう、これから働きかけていくつもりだ」と話し、ウー・レイに続く中国人選手の誕生に期待した。
なお、中国でリーガの放映権を持つ『PPTV』では、今回のバジャドリー戦において2500万人以上の人々が視聴。エスパニョールのユニフォームも中国で飛ぶように売れており、先週の時点ですでに1万着以上が販売されたと報じられていた。初ゴールを決めたことでファンの熱気はさらに高まっていくことが予想される。
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