ヴィッセル神戸のダビド・ビジャ【写真:Getty Images for DAZN】
明治安田生命J1リーグ第2節の試合が2日に行われ、ヴィッセル神戸がサガン鳥栖に1-0の勝利を収めた。神戸のFWダビド・ビジャがJリーグ初ゴールを決めた試合については同選手の母国スペインのメディアでも報じられている。
アンドレス・イニエスタ、ルーカス・ポドルスキ、ビジャという豪華メンバーを揃えながらも開幕戦で無得点黒星に終わっていた神戸。だがFWフェルナンド・トーレスとのスペイン人ストライカー対決となった鳥栖戦では、54分にビジャがゴール前にこぼれたボールを拾って初得点を挙げ、チームを今季初勝利に導いた。
スペイン『マルカ』紙は試合について、「ビジャがフェルナンド・トーレスの目の前で日本初ゴール」と報道。神戸のフアン・マヌエル・リージョ監督と鳥栖のルイス・カレーラス監督によるスペイン人指揮官対決だったことにも言及している。
『アス』紙もウェブサイトで詳細なマッチレポートを掲載し、「アンドレス・イニエスタのにじみ出るクオリティー、ダビド・ビジャの刺激的なプレー、フェルナンド・トーレスの優雅さを目にするだけでも、土曜の(スペイン時間)朝7時にスクリーンに向かってJリーグの試合を見る価値がある」と述べている。
だが同紙の記事では、Jリーグのジャッジに対して苦言も呈している。「日本の審判のレベルの低さは目を引いた」として、神戸のMF三田啓貴に警告が出されるべきプレーが見逃されていた、副審がオフサイドの旗を上げるべき場面で上げないことが何度もあった、ビジャに対するレッドカードを出すべきファウルにイエローすら出されなかった、とジャッジの問題点を挙げている。
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