チェルシーが迎えた大一番
プレミアリーグ第26節ではマンチェスター・シティに0-6と大敗し、優勝を狙って挑んだFAカップでは5回戦でマンチェスター・ユナイテッドに0-2と完敗を喫したチェルシー。そうした結果に不満を持つサポーターがマウリツィオ・サッリ監督の解任を求める声を挙げ始めた。
さらに24日に行われたカラバオカップ決勝では、GKケパ・アリサバラガがウィリー・カバジェロとの交代を拒否するなどし、問題となった。試合後、サッリ監督は「誤解があった」とコメントを出してはいたが、何かと最近のチェルシーは暗い話題が多かった。
迎えた27日のプレミアリーグ第28節、対トッテナム戦。一部のメディアでは、「この試合の結果次第でサッリは解任」といったようなことも報じられており、チェルシーにとってはまさに「大一番」となった。
立ち上がりからボールをキープしたホームチームは、ゴンサロ・イグアインがポスト直撃のシュートを放つなど良い入りを見せた。相手ボールになっても素早いプレスでカウンターの芽をうまく摘み取り、トッテナムにペースを渡さなかった。
しかし、トッテナムの陣形に少し変化が見られ、徐々にボールを持たれるようになったチェルシー。前半立ち上がりは60%近い支配率を保っていたが、前半30分を過ぎた頃には30%しかボールを保持することができなかったのだ。
すると高い位置でマイボールにすることができず、自陣深い位置まで押し込まれてしまう。ボールを奪った後にカウンターを狙うが、エデン・アザールは疲労の影響があってかミスを連発し、攻撃はうまくかみ合わない。前半はシュート6本を放ったが、枠内に飛んだのは0本という結果に終わった。