エミリアーノ・サラ【写真:Getty Images】
プレミアリーグのカーディフ・シティは、飛行機墜落により死去したFWエミリアーノ・サラの移籍金をフランスのナントに支払うことを拒否し、ナントは国際サッカー連盟(FIFA)への訴えを行ったようだ。仏紙『レキップ』が伝えている。
サラは1月の移籍市場でナントからカーディフへ完全移籍することが決定。だが同選手を乗せて英国へ向かう小型機が消息を絶ち、その後英仏海峡海底から引き上げられた機体の中にあった遺体がサラであることが確認された。
カーディフのクラブ史上最高額だと発表されていたサラの移籍金は、メディアによれば1700万ユーロ(約21億4000万円)。ナント側は当初の合意どおりに支払いを行うことを要求したが、カーディフは代理人により不当に移籍金が釣り上げられた疑いがあることなどにより、調査が完了するまでは支払いを実行することを拒否する姿勢を取っていた。
分割払いの第1回目となる600万ユーロ(約7億6000万円)の支払いは今月20日が期限とされていたが、両クラブの合意により1週間延長。だが1週間が経過した27日になってもカーディフは支払いを実行していないようだ。
仏紙が関係者からの情報として伝えたところによれば、「ナントは第1回目の支払いを実行するようFIFAに訴えた」とのこと。サッカー界の統括機関に仲裁が求められる事態となった。
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